肛門腺絞りについて

今回は「肛門腺しぼり」についてお話したいと思います。
ちょっと匂うかな?と思ったら肛門腺が溜まっているかも知れません。
正確に言うと分泌物が溜まっているのですが、あまり溜まってしまうと
病気になってしまう場合もあります。獣医さんやトリマーさんでもやって
くれますが、ご自宅でもコツを掴めば簡単です。シャンプーのついでに
やってみましょう。

溜まっている時はこんな症状になります。

ちょっと匂うようになってきます。(体臭とはちょっと違うかな)
お尻を地面にすりすりする。

この場合肛門周りの皮膚炎などの場合もあります。絞って出ない場合も
こすり続けるようであれば、獣医さんに診察してもらって下さい。

絞り方ですが、その子によっても微妙に場所が違うので慣れは必要です。
コツを掴めば簡単に絞り出せます。



やり方

1. 立たせた状態で尻尾をあげて、肛門をさらけ出します(笑)
2. 肛門を時計でいう12時として
3. 8:20の位置が肛門腺(肛門嚢)のある場所になります。
4. その2点を肛門に向かって「押し絞る」感覚で絞ります。
5. 液体or固体が出てくれば完了です。

その子によって7:25だったり9:20だったりしますが、ポコっとなっている場所が
あります。まず場所を見つけて下さい。その後「押し絞る」感覚ですが、これは
慣れないと仕方ありません。肛門から何か出すような感じと言えば分かりやすい
でしょうか?(笑) 親指と人差し指(中指)でぐーっと上へ押し出すような感じです。
表現が難しいですが、何回か試せば大丈夫です。

肛門腺に溜まっていればポコが分かると思います。張っていなければ絞っても
出ないのでやる必要はありません。

何回やってもうまくいかない時は獣医さんなり、上手な人に教えてもらいましょう。


注意!!

ワン子が痛くないように、ご自分の爪は短く切っておきましょう。
力を入れれば出るというものではありません。痛くない程度の加減を
覚えましょう。
絞って出てきた物は非常に臭いので素手で行うにしろティシュ等で
覆って行う事をお薦めします。
溜まりが凄いと勢いよく飛び出る場合もありますので、間違っても
覗きながら行わないようにして下さい。
手や衣服についてしまうと簡単には匂いが取れませんので、十分注意
して行って下さい。

お薦めはシャンプーの時です。絞り終えたら周りをきれい洗ってあげて下さい。



ちょっと余談

肛門腺から出る「匂いの液」は何なのでしょう?

犬同士が出会うとお股やお尻の匂いを嗅ぎあいますよね。これはお互いが相手を
認識する為の行動です。おしっこはマーキングの意味がありますが、うんこにも
マーキングの意味があります。その為の匂いです。興奮したり、怖がったりしても出る
場合があります。

また男の子の方が自然に出る場合が多く、女の子の方が出にくいみたいです。
よく観察しているとうんこの最後に汁(液)が出る子がいます。これが分泌物ですので
こういった子は肛門腺は溜まりにくいです。

冒頭で病気になる場合もあるとありますが、自然に出ない子は絞り出さないとどんどん
溜まっていき最後には肛門嚢破裂ともなってしまいます。最低でも月に二回は絞って
みましょう。



まとめ

肛門腺絞りは耳掃除や爪切りと同じくらい大切なグルーミングケアです。
小さい頃から行っていれば、嫌がらずにやらせてくれます。これから始められる方は
ワン子が怖がらないよう(嫌にならないよう)に頭を撫でながら、声をかけながら行って
下さい。初めて匂いを嗅いだ方は我が子からこんなものが!と思うかも知れませんが
病み付きになってしまうかも・・・(笑)